ツール類のダウンロードリンク(暫定

ダウンロード&解凍パスワードはいつもの「d●●●●●●●t」です。1
設定ツールはアダプタ種別に関係なく共通です。

uploader も設置しました(まだ中身はスカスカですが)。 こちらから入れます

 

  1. アダプタを購入された方へ個別にご連絡しています []

GW

の間に、とっくに完成してるんだけどサポートページを作ってない「PC-8801 mkII SR キーボード用」「PC-8801シリーズ後期型キーボード用」「NeXT non ADBキーボード用」「IBM-PC/XT用」アダプタのサポートページを書くぞと思ってたんだけど、書かずに終わりそう。GWはまだ4日あるけど。

もし興味アリという方がいましたらメールで直接問い合わせ下さい。

お詫び

現在メールで頂いているお問い合わせについて回答が出来ておらず申し訳ありません。

5/3中にすべてのお問い合わせメールに対して回答いたしますのでお待ち頂けますようお願い致します。

縮小運用中

借りていたレンタルサーバ(お名前.COM)の障害をきっかけにすべてのコンテンツがきれいさっぱり消えました。 1

取り合えずサポートページとして最低限機能するように現在復旧中ですが、復旧はGW明けまでかかる見込みです。各アイテムの配布についてはこれを機に一部見直します。

なお仮運用中は自宅のマシンにWebサーバを構築していますので、一時的に繋がらなくなることがあるかもしれません。サイトそのものを閉鎖する予定は(少なくとも年内は)ありませんので、もし繋がらないようでしたら時間をおいて再訪問願います。なおこれをきっかけにサイトをHTTPS化しました。

 

ご不便をおかけして申し訳ありません。設定ツール等を再ダウンロードしたいという方がいましたら遠慮なくメールにてご連絡ください。

Windows10で98配列USBキーボード 2020年版

何度かの Windows Update を経て、WIndows10における98配列キーボードの動作も改善されているようです。現状では「レジストリを手で修正する必要がある」ものの、修正後は問題なく利用できています

当サイトへのコメントとこちらの情報を参考にさせていただきました(感謝!

Windows10 October 2018 Update で PC-98配列キーボード
https://sk070.hatenablog.com/entry/2018/10/08/210255

 

レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters にある LayerDriver JPN を

kbd106.dll → kbdnec.dll

に変更して、OSを再起動させるか一度サインアウトしてサインインしなおせば98配列キーボードとして認識されました。EDGEでの入力も問題ありません。また、以前見受けられた「USBポートを差し替えるとまた106/109日本語キーボードの認識に戻る」問題も発生しませんでした。

ただしこの変更(レジストリの修正)を行った後、再び106/109日本語キーボードに差し替えても98配列の認識が残るようです。まあ、その場合は再びレジストリを修正すれば良いだけですが。

上記は Windows10 Pro バージョン 1909 (November 2019 Update) で確認しました。

設定ファイルの記述について

俺メモ

設定ファイルの記述について補足

使い慣れたテキストエディタ(メモ帳とか)でプレーンなテキストファイルに設定を記述して、それをツールを使ってアダプタにインポートします。

設定ファイルは SJIS か UTF-8 (bomなし) で記述して下さい。改行コードは CRLF、CR、LF どれでも構いません。

設定ファイルには EEPROM に書き込む内容を “<EEPROMアドレス>,<値>” の書式で記述します。アドレス順になっている必要はありませんし、EEPROMの全256byte分が記述されている必要もありません。

 

記述のサンプルです

;
; 設定ファイルサンプル
;
00,A5       ;  0x00 は必ず A5 にする
;
01,04       ;  Scancode 01 を返すキーが押されたら A (0x04) を発生
02,1E
03,28
04,E0
;
7D,$00000011        ; 設定2
FF,$01100100        ; 設定1
;

 

設定ファイルには1行に1バイト分の値を <EEPROMアドレス>, <設定値> の書式で記述します。セミコロン以降の文字はコメントとして無視します。行頭にセミコロンがあればその行はコメント行とみなします。

値は16進数で記述します。なお値の先頭に “$” をつけると2進数で記述出来ます(8bitで記述して下さい)

 

基本的には設定ファイルの雛形をダウンロードして頂いて、それをお好みでカスタマイズするのがよいかと思います。

アダプタ設定

各アダプタごとの設定ビット説明
設定ファイルに記述する際は、値の頭に “$” をつけると2進数での記述が可能です
(例: “FF, $01100111” と “FF, 67” は同じ)

未使用のビットは0でも1でもどちらでも構いません

なおファームウェア更新直後はすべてのビットが “1” に初期化されます

X68000
bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
設定1 (0xFF) DSC MODE MODE SCLK SYSC KITT
設定2 (0x7D) LED LED

 

設定1 (0xFF)

BIT NAME 説明
7 DSC スクリーンセーバー殺しの機能を有効化するか
1=無効 (初期設定)
0=有効
6-5 MODE 動作モード指定
11=mode0 (初期設定)
01=mode1a
00=mode1b
2 SCLK Scroll Lock LEDの状態にあわせてレイヤーの切り替えを行うか
1=行わない (初期設定)
0=行う (Scroll Lock LED点灯中は常に Layer1 を選択する)
1 SYSC システムコントロールキー操作時、誤操作防止を行うか
1=行わない (初期設定)
0=行う (2秒の長押しが必要)
0 KITT 1=無効 (初期設定)
0=有効

 

設定2 (0x7D)

BIT NAME 説明
1-0 LED LEDの点灯モードを指定
00=1秒おきに点滅&キー操作のタイミングで反転
01=キーを押した瞬間に短く点灯
10=キーを押している間中、点灯
11=常時消灯
PC-9801 Series
bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
設定1 (0xFF) MODE MODE WIN KGEN MKBR SYSC
設定2 (0x7D) LED LED

 

設定1 (0xFF)

BIT NAME 説明
6-5 MODE 動作モード指定
11=mode0
01=mode1a
00=mode1b
4 WIN Windowsキーを有効にするか
(※ WInキーを有効にする場合は、必ずKGENも0に設定すること)
1=無効  (初期設定)
0=有効
3 KGEN キーボードの世代を指定
1=LEDなし、CAPSとかなは機械式のロッキング (初期設定)
0=LEDあり、CAPSとかなはファームウェアによるソフトウェアロッキング

※ この設定は次のように読み替えることも出来ます
1=キーボードによるキーリピート処理を抑止しない (初期設定)
0=キーボードによるキーリピート処理を抑止する

2 MKBR CAPSとかなのロッキング対応を行うか
1=行う (初期設定)
0=行わない
1 SYSC システムコントロールキー操作時、誤操作防止を行うか
1=行わない (初期設定)
0=行う (2秒の長押しが必要)

 

設定2 (0x7D)

BIT NAME 説明
1-0 LED LEDの点灯モードを指定
00=1秒おきに点滅&キー操作のタイミングで反転
01=キーを押した瞬間に短く点灯
10=キーを押している間中、点灯
11=常時消灯
ADB
bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
設定1 (0xFF) MODE MODE POW MKBR SYSC
設定2 (0x7D) LED LED

 

設定1 (0xFF)

BIT NAME 説明
6-5 MODE 動作モード指定
11=mode0
01=mode1a
00=mode1b
4 POW NeXT ADB キーボード使用時、Powerキーを有効にするか
(※ NeXT ADB キーボード以外のキーボードは常に1にすること)
1=無効
0=有効
2 MKBR caps lockのロッキング対応を行うか
1=行う
0=行わない
1 SYSC システムコントロールキー操作時、誤操作防止を行うか
1=行わない
0=行う (2秒の長押しが必要)

 

設定2 (0x7D)

BIT NAME 説明
1-0 LED LEDの点灯モードを指定
00=1秒おきに点滅&キー操作のタイミングで反転
01=キーを押した瞬間に短く点灯
10=キーを押している間中、点灯
11=常時消灯
FMR/FM TOWNS/OASYS
bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
設定1 (0xFF) MODE MODE SYSC
設定2 (0x7D) LED LED

 

設定1 (0xFF)

BIT NAME 説明
6-5 MODE 動作モード指定
11=mode1
10=mode2
01=mode3a
00=mode3b
1 SYSC システムコントロールキー操作時、誤操作防止を行うか
1=行わない
0=行う (2秒の長押しが必要)

 

設定2 (0x7D)

BIT NAME 説明
1-0 LED LEDの点灯モードを指定
00=1秒おきに点滅&キー操作のタイミングで反転
01=キーを押した瞬間に短く点灯
10=キーを押している間中、点灯
11=常時消灯
PS/2
bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
設定1 (0xFF) DSC MODE MODE FMEX SYSC
設定2 (0x7D) LED LED

 

設定1 (0xFF)

BIT NAME 説明
7 DSC スクリーンセーバー殺しの機能を有効にするか
1=無効 (初期設定)
0=有効
6-5 MODE 動作モード指定
11=mode1  (初期設定)
10=mode2
01=mode3a
00=mode3b
3 FMEX 富士通キーボードの拡張コマンドを送信するか
1=送信しない (初期設定)
0=送信する
1 SYSC システムコントロールキー操作時、誤操作防止を行うか
1=行わない (初期設定)
0=行う (2秒の長押しが必要)

 

設定2 (0x7D)

BIT NAME 説明
1-0 LED LEDの点灯モードを指定
00=1秒おきに点滅&キー操作のタイミングで反転 (初期設定)
01=キーを押した瞬間に短く点灯
10=キーを押している間中、点灯
11=常時消灯

ユーザ定義マクロの記述について (その2)

俺メモ

ユーザ定義マクロの設定について

ユーザ定義マクロはキーコード(※スキャンコードではありません)を押した/離したの順に設定するだけです。簡易機能なのでタイミングを調整したりといった高度なことは出来ません。

押した/離したの区別はありません。あるキーのキーコードが初めて出現したら「押した」、2度目の出現は「離した」と判断します。

 

以下例(カッコ内はキーコード)

例1Ctrl左 (0xE0) + Alt左 (0xE2) + Del (0x4C)

→ E0, E2, 4C, 4C, E2, E0, 00, 00

※ stepを使い切らずに余った分は 0x00 で埋めて下さい

例2Shift右 (0xE5) + CapsLock (0x39)

→ E5, 39, 39, E5, 00, 00, 00, 00

例3ワンキーで “ABC” と大文字で入力(Shift右=0xE5, A=0x04, B=0x05, C=0x06)

→ E5, 04, 04, 05, 05, 06, 06, E5

例4ワンキーでテンキー “000” を入力 (テンキー0=0x62)

→ 62, 62, 62, 62, 62, 62, 00, 00

 

マクロを応用すると、ワンキーでExcelやWordを起動することも出来ます

例5ワンキーでExcel起動 (Win左 =0xE3, E =0x08, X=0x1B, C=0x06, L=0x0F, Enter=0x28)

→ E3, E3, 08, 08, 1B, 1B, 06, 06, 08, 08, 0F, 0F, 28, 28, 00, 00

※Winキーを一度on&offした後、”e”, “x”, “c”, “e”, “l” と順にキーを押し、最後にEnterをon&off

 

マクロの中からマクロを呼び出すことは出来ません。特にチェックもしていないので多分アダプタが暴走します。

意図的なケースを除いて、必ず「押した+離した」をペアで記述して下さい(つまり、あるキーコードは必ず偶数回出現する)。そうしないとキーが押しっぱなしの状態でマクロが終了します。