usb2adb firmware (2024.12.31_4)

ISOレイアウトのキーボードを持っていなかったので今まで未確認だったのですが、ISOレイアウトの “><” キーが “A” キーとマップが被るっぽいので急遽対策しました。ただしISOレイアウトでの動作は未検証です(ANSIレイアウトのキーボードで正常に入力出来ることは確認しています)

usb2adb firmware (2024.12.31_4)

 

本来 ADBキーボードにおける “A” キーのスキャンコードは 0x00 なんですが処理の都合で 0x0A に移動させていました。が、ISOレイアウトの “><” キーのスキャンコードも 0x0A のようで不具合が生じていました。

修正したファームでは “><” キーのスキャンコードを 0x50 に移動させました。キーマップをカスタマイズする際はご注意ください。あと “><” キーはデフォルトでは未定義(キーを押しても何もキーコードを発生しない)となっていますので、このキーを使いたい場合はユーザカスタマイズにて変更して下さい。

ファームウェアはWindows用&REV3用(アダプタのLEDが青)です(※実はmacOS bigSurで起きていた不具合はMontereyで解消されたような気がしないでもないですが…)

サイト障害と復旧

当サイトが正常に動作していなかったためサービスをとめてメンテナンスを行いました。メンテナンス中に当サイトを訪れた方にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。

正常に復旧したと思いますが、もしおかしな点がありましたらご指摘頂けますと幸いです。

 

logibolt

拙作のUSBキーボードアダプタで、logibolt経由でキーボードが使える事を確認しました (MX MECHANICAL KX850LF) ただキー配列的にはあんまりX68000向けではないです。

あと正直言って高杉。

 

Unifyingキーボード同様事前にLogiboltレシーバとのペアリングを行う必要がありますが1、macでペアリングを行うとmacモード(?)に設定されると言う情報をどこかで見ました(未確認)

可能であればWindows上でペアリングしたほうが良いかもしれません(ペアリングは純正アプリの「LOGI OPTIONS+ 」を使って行います)

 

  1. X68000ではペアリング出来ませんのでご注意 []

内蔵シールドと外付SCSI機器の同時利用に関して

BOOTHからもメッセージさせて頂きましたが、内蔵シールドと外付SCSI機器の同時利用については原則として「同時利用は原則不可」で運用をお願いいたします。お買い上げ後の注意喚起で大変申し訳ございません。

 

以下に理由を述べます

 

SCSIターミネータを1か所に取り付けるとSCSI機器のコネクタにはピン1本あたり22mA程度流れます。一方で、RaspberryPiはIOピン1本あたり16mAまで、ardSCSinoで使っているマイコンはIOピン1本あたり25mAまで流してよいことになっています(※ピン1本あたりに流して良い電流値とは別に、ピン全体で流してよい電流値合計の上限もあるのですが今は割愛します)

RaSCSIはこの時点で既にRaspberryPiの仕様上の上限を超えているのですが、そこは元々ダイレクトリンクシールドが「ラズパイの実力値に期待」という方針のため、この問題は購入時点で承知済みであるとさせて頂きます。

参考)本家ページの接続方法(直結編)の警告 (Internet Archivesへのリンクです)
https://web.archive.org/web/20211219205857/http://retropc.net/gimons/rascsi/index.html

※本家ページでは「直結だとターミネータが無いので」とありますが正確には「ターミネータがSCSIバス上に1個しかないので」だと思います

 

問題はSCSIターミネータを2か所に取り付けた場合です。この場合SCSIバスのピン1本あたり45mAほど電流が流れます。

さすがにこれは許容上限(RaspberryPiの16mA、ardSCSinoの25mA)を大幅に超えすぎていて無視出来るものではないと考えます。

SCSIバス上にターミネータが1個しかなければよいので、外部SCSI端子にZIPやDVD-RAMを繋ぐ場合でも「極力短いケーブルを使用し、かつ外付けデバイスにターミネータを取り付けない」ような運用なら大丈夫かも知れません(ターミネータを1個省略している関係でバスが不安定になる可能性があるのでケーブルは極力短いほうが良いです)

なお「外付けデバイスにターミネータを取り付けたうえでデバイスの電源をOFFにしておく」はダメです。ターミネータにはX68本体から給電されるのでデバイスの電源がOFFでもターミネータは有効になります。

※他所様のダイレクトリンクシールドについても、以下のような「中間にSCSIターミネータを内蔵したMO」とかを配置すると同様の懸念が生じると思われます

 

内蔵シールドの開発意図が「SCSI-HDD(もどき)を内蔵させて取り回しをスッキリさせたい。本体のHDD-BUSYも光らせたい」で、その上でさらに外部SCSI端子にSCSIデバイスを追加するという所まで考慮が及んでいませんでした(実際、外部SCSI端子には特殊版シールドくらいしか繋いでいませんでした)

検討が不十分で大変申し訳ございません

 

某キット

あまりネガティブなことは書きたくないですが

  • ICが初期不良
  • はんだ付けの際の熱でICを壊した
  • プリント基板が不良
  • はんだ付け不良、実装ミス
  • 本体との相性、実は電源が弱ってた、etc
  • FPGAのロジックの問題、あるいは書き込みミス

こういった様々な隠れリスクは全部「本体と組み合わせて初めて発覚する」訳で、しかも一番厄介なのは

本体への寄生の方法によっては、一度寄生させたら取り外すのがほぼ無理

という点なわけで。例えば「はんだ付けミスでピンがブリッジしてた」とかは場合によっては本体が起動しなくなることもありうるけど、だからといってもうキットを取り外すことも出来ない状況でどれだけの購入者がリカバ出来るのか?という…

 

全く問題なく動けば非常に面白いアイデアだと思いますが、あまりにリスクが高すぎるキットな気がします。そして問題なのは「おそらく購入者の大半がそのリスクを十分に理解していない」ことかなぁと。0.5mmピッチのICのはんだ付けが上手く出来るかなぁ?とかそういう話じゃあねえんだよ、と。

直接はんだ付けして寄生させるのではなくせめてソケット方式にして取り外せるようにしたほうがいいと思いますが、それはそれでなかなか大変そう

 

まあ静かに見守りたいと思います

 

USBキーボードアダプタのFW更新手順を変更しました

現在メーカサイトからツールをダウンロードするとツールのバージョンが 3.4 らしいのですが、バージョン 2.x から大きく変更されているのに全く気づいていませんでした。すみません

取り急ぎファームウェア更新ページについてはツールバージョン3.4をベースにした内容に書き換えました。データ領域の変更手順についても近日中に差し替えます

新しくなったファームウェア更新手順はこちらです

 

なお旧版(バージョン2.x)をインストール済みの場合はツールのバージョンを上げずにそのまま使い続けても問題ないと思います。というか新しいバージョンはなんか変です(ボタンと思わしきコントロールに何も文字が表示されないとか)

USB変換アダプタ ファームウェア (20230429)

2023.05.11 追記
アダプタに2.4GHz無線レシーバ、本体ポートには何も繋がないと言う環境でマウスカーソルが飛ぶような挙動を示すというご報告を頂いています。0429版はまだちょっと練りこみが足りないようです

もし同様の挙動が見受けられる場合は一つ前の0421版をお試し下さい。こちらで不具合が解消したとの事です(ただし0421版は「アダプタに2.4GHz無線レシーバ+本体ポートにマウス」の同時運用は出来ません)

 

ファームウェアを少し修正しました

USB変換アダプタ ファームウェア 20230429

 

20230421版からの変更点

1) 2.4GHz無線レシーバと本体マウスポートの併用時動作を少し改善しました

20230421版だとSUPER機にて「① USBアダプタに2.4GHz無線レシーバ」+「② 本体マウスポートにマウス」の同時使用において、②のマウスの上下移動が出来ない場合がありました1

これをファーム側で対応して、本アダプタに2.4GHz無線レシーバを繋いだ場合でも、無線マウスの電源をOFFにしておけば(あるいは無線マウスをペアリングさせていなければ)本体マウスポートのマウスが正常動作するように対応しました

なお世の中の全ての2.4GHz無線レシーバで期待した動きになるかは不明です。とりあえず unifyingレシーバで期待する動作となる事を確認しています

 

2) X68000Z付属USBキーボードのLEDの明るさを変更出来るようにしました

明るさを変更する方法は次の2つのやり方があります

X68000で動く「LED明るさ変更ツール」を使う

そんなツールが存在しているのかどうか知りません(ぉ

一応アダプタのファームウェアとしては「X68000本体→キーボードへのLED明るさ設定コマンド」に対応したつもりですが、前述のようなツールは見つからず DB.X 上で直接ポートを叩いて確認したのみです

設定ファイルで明るさを指定する

設定ファイルの3byte目で明るさを指定出来るようにしました

00,A5
01,00
02,00
03,06       ; ここが設定部です
:

 

(アダプタ設定)

BRIGHT: X68000Z付属USBキーボードのLED明るさ設定
00 最も明るい
01 明るい
10 暗い
11 最も暗い

MS: アダプタのマウス機能の有効無効設定
0 マウス機能有効
1 マウス機能を強制無効化

例えば “03, 05” は 0x05 = 0b00000101 なので「LEDをやや暗くする。マウス機能は無効」という設定になります。

※ ただし今回の変更点1があるのでマウス機能の無効化が必要なケースはまずないんじゃあないかな、と思います

 

  1. この動き自体は 「純正キーボードのサイドポートに純正マウス+本体マウスポートに純正マウス」でも起きるのである意味正常ですが []