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ファームウェア更新手順 その1 (m1 mac+macOS)

m1 mac (macOS “BigSur”)におけるファームウェア更新手順です。手順が長いので3ページに分けて解説します。

なお m1 mac 上で実行する場合は Rosetta2 の導入が必須です。一度でも何らかのintel-binaryを実行している場合は既にRosetta2はインストール済みだと思いますが、そうで無い場合は手順の途中でRosetta2のインストールを要求されます。

タイトルに「m1 mac」と書いていますが、Rosetta2のインストールを除けば intel-mac も手順は同じでは無いかと思います(未確認)

 

1) ファームウェアファイルとツールをダウンロードします

手順の中で指示があるまでアプリは開かないで下さい

 

2) ターミナルを開きます

 

3) ツールの参照権限を変更します

% cd Downloads
% chmod -R 755 HIDBootloader.app

 

4) ツールを開きます

あなたのマシンで過去に一度もintel-binaryのアプリを実行した事が無い場合、ここでRosetta2のインストール確認ダイアログが開きます。ダイアログにしたがってRosetta2をインストールして下さい。既にインストールされている環境ではこのダイアログは出ませんので手順をスキップして下さい。

 

その2へ続く

USBチェッカー

KEWEISI の USBテスター、KWS-MX18

並行輸入業者?からの購入で1個 1200円

数mA程度誤差があるような気がするけどキニシナイ

USB変換アダプタ経由でX68000にキーボードを繋ぐときに、ある程度電流値を確認できるのは心強い。X68000電源のVCC2(いわゆる5VSB)にはあんまり負荷かけられないし。

 

測定する前から分かってた話だけど、古いキーボードはそれなりに電気食う。今現在、ショップで売られてるようなメンブレンの「非ゲーミング」キーボードならせいぜい数十mAしか食わないので神経質になる必要は無い。あと古いキーボードはLED1個点灯するだけで電流値が結構上がる。LED1個で5mAくらい変わる。

ちょっと意外だったのが、ミネベアのRT6600系が以外に大食いで100mA以上流れることかな。基本的に変換アダプタ経由でX68000に繋ぐ場合はキーボード単体で電流50mAまでにしておきたい。

設定ファイルのimportツール for macOS

macOS用の設定ファイル importツールを再ビルドしてuploaderに登録しました。ID:039です

ユニバーサルアプリケーションとしてbuildしているのでRosetta2が入っていない m1 mac でも動くはずです。ただ、野良appなので実行時に権限エラーが出るかもしれません。

 

その時はterminalを開いて 、Downloadsフォルダに移動してから

Downloads % chmod -R 775 configloader

としてもう一度実行して下さい

なお「ConfigLoaderが予期しない理由で終了しました」といわれる場合があります(先にappを経経ち上げておいてからアダプタをメンテナンスモードで再接続すると出ます)。その場合は「ConfigLoaderの問題レポート」ウィンドウの右下の「再度開く」ボタンをクリックして再実行して下さい。

 

Web版設定ツール (98アダプタ専用)

先日の Web版設定ツール の派生。

PC-9801用アダプタの「キーボードの世代の選択」「LEDの点灯パターンを選択」するためのWebツールを作りました。

URL
https://ixsvr.dyndns.org/uploader/config98.html

 

PC-9801用のキーボードは

  1. VM21/UV21の頃まで付属していた、LEDの無いキーボード
  2. LEDがあって、Winキーが無いキーボード
  3. Winキーがあるキーボード

ざっくりこんな感じで3つに分類されますが、アダプタ発送時点では一番世代が古い1にあわせて設定しています。このままでも 2, 3 の世代のキーボードは使用出来ますが

  • CapsLockやNumLockの状態が変わってもキーボード上のLEDが反応しない
  • キーリピートの周期が一定にならない
  • Winキー付きのキーボードでWinキーが使用出来ない

という制限がありますので、出来れば使用するキーボードにあわせて適切な設定を行って下さい。

 

なお、古い世代に設定した場合はそれより新しい世代のキーボードも(一部機能の制約があるものの)問題なく使用出来ますが、逆に新しい世代に設定した場合はそれより古い世代のキーボードは使用できなくなりますのでご注意下さい。

 

Web版設定ツール

Web HIDの実験も兼ねてWeb版の設定ツールを試作しました。

https://ixsvr.dyndns.org/uploader/config.html

Windows用のChromeとEdge専用です。その他のブラウザや、macOSの場合は従来のスタンドアロンな設定ツールを使ってください。

現状では設定ファイルをアダプタに流し込むだけの機能しかありません。

 

セキュリティ的な面で是非のあるWebHID機能ですが(※ちなみにブラウザの実装で「ユーザが能動的に画面のボタンを押す」→「ダイアログでデバイスを選ぶ」の2操作が絶対必要で、決して「画面を開いただけで勝手にデバイスを操作される」と言うことは出来ません)、用途によっては超便利です。JavaScriptでちょこちょこっと画面作れるしデバッグも簡単だし。

もう FireFox と macOS は切り捨ててこのWeb版設定ツールだけでいいんじゃないかな、という気持ちがあったりなかったり…

ULE4JIS

神ツールの紹介

インストール不要の小さいツールだけど、これを立ち上げている間だけ繋がってるキーボードを全部英語配列とみなしてくれる。WIndowsの設定が日本語キーボードの設定でも、OSの設定やらレジストリやらを一切変更することなくこのツールを立ち上げるだけで英語キーボードを正しいキー配置で使用できる。

マジで神ツール。英語配列と日本語配列をとっかえひっかえ使う場合はマジ必須。作者様に圧倒的感謝。

 

LEDの点滅パターンについて

LEDの点滅パターンは4通りから選択出来ますが、アダプタの初期設定は「1秒ごとに点滅+キーを操作したタイミングで状態反転」です。

ただし、最近の発送分については発送前の動作チェックの際にLEDの点滅パターンが正しく変更出来るか確認したうえで「キーを操作した瞬間に短く点滅」の設定で発送しています。

uploaderに登録されている設定雛形、設定例はほぼすべてLEDの点滅パターンは初期設定となっていますので、「設定ファイルを食わせたらLED点灯パターンが変わった」と言う場合はパターンの変更も実施して下さい

LED点灯パターンの指定はアドレス 0x7D への設定で行います

7D,00      ; アダプタの初期設定。1秒ごとに点滅+キー操作でLED反転
7D,01      ; 最近の発送時設定。キー操作で短く点灯
7D,02      ; キーを押している間だけ点灯
7D,03      ; 完全に消灯

ある時期までのアダプタはそもそもLEDが非常に眩しい回路となっていたのですが、今はやや明るさを抑えた回路に変更しています。

 

M0110

ALPS SKCC 長軸とM0110AのCapsLockキーキャップを組み合わせて、元のキーキャップとSKCC LOCKを置き換えた場合。このように全く違和感なし。問題はSKCC長軸スイッチもM0110Aのキーキャップもどっちもebay辺りで入手しようとすると結構な値段になる事か。

まあWindowsで使うとか変態な事を考えない限り、別に交換する必要はないんだけど。