投稿者「fes」のアーカイブ

X68000 各種コネクタ

備忘録

入手し辛いコネクタ一覧

 

キーボードコネクタ mini DIN 7pin
マウスコネクタ mini DIN 5pin

mini DINコネクタは偶数ピン数(4, 6, 8)は広く使われてるけど、奇数ピン数のコネクタはあまり使われていない。5ピンコネクタはNeXTのキーボードやPC-88FH以降のキーボードで使われてる程度。(あとPC用MIDIカードなんかでスペースの関係で通常のDIN5の代わりにmini-DIN5が使われることがある)

コネクタ単体・ジャック単体は何とか秋葉原で買えるけど、5pinコネクタ付きケーブルがどうにも手に入らない。ちなみにマウス端子5ピンの内訳は「マウスCTRL、マウスDATA、GND、5V、5V」となっている。なら4pinで良いじゃん!と思うけどS端子ケーブルの誤挿入を避けるためだったのか?

なお7pinコネクタ付きケーブルもちょっと売ってないが、ミニDIN 8pinコネクタが普通に刺さるので代用可能。こちらは探せば見つかる。

ジャック単体なら千石でいつでも買えるのであとは多芯ケーブルを自分で半田付けすればいじゃん、というのは誰しも (?) 一度通る道。ジャックのカバーが干渉して68のコネクタに刺さらない罠。

 

XVI内蔵メモリ用コネクタ DDK DHB-RB30-S131N

現在も生産中だけどちょっと手に入らない。秋葉原の店舗は全滅、RSやChip1stopでも入手不可で、代理店経由で取り寄せてもらうしかなさそう。

なお、compact/030compactの内蔵メモリ用コネクタはヒロセのFX2-68pだけどこちらはRSで手に入る。

 

compact&030用 FDDコネクタ DDK DHA-PC40
compact&030用 イメージコネクタ DDK DHA-PC30

絶望的。とっくにディスコンになっててどこを探しても見つからない。形状は普通のハーフピッチのアンフェノールなんだけど、30pinやら40pinのようなpin数のコネクタはどこも出してない。昔は秋葉原の某店で買えたらしいが今は在庫無し。

 

compactを設計する際にコネクタ類を全部ハーフピッチにして省スペース化した流れで030も同様になってるのは分かるんだけど、せめてFDDコネクタは従来のDsub37ピンのままにしておいて欲しかった・・・

PS/2 to USB 変換アダプタ

以前作った PS/2 to USB 変換アダプタ をelecrowで起したプリント基板で作成したものです。

IMG

IBM 5576-003で現在テスト中ですが今のところ問題なく動いています。(この文章も、本アダプタ経由の5576-003で打っています)

トランジスタは面実装品の2SC2712を使っています。過去の教訓を生かしてSC-59パッケージに対するパッドの大きさを標準より少し大きくしてみましたが、これは正解でした。

 

elecrow

頼んでいた基板が到着しました

左が新版のX68キーボードUSB変換アダプタ、右がPS/2キーボードのUSB変換アダプタです。注文から受け取りまでのスケジュールはこんな感じ。まずはelecrowのOrder Status

10/26/2014 Confirmed
10/26/2014 PCB Processing
10/27/2014 In production
10/31/2014 Traceable

JP (ChinaPostr)の追跡はこんな感じ

計18日。ChinaPost引き受けまでに4日かかってるのと、北京で1回飛行機に乗せ損ねて(?) 再処理に3日かかってるのが無ければ1週間早く着いてたのに。やっぱり追加で1000円必要なDHLは伊達じゃなかった。

 

今回追加したI2C EEPROMのパターン周り

0.65mmピッチの足は問題ないんだけど、貫通VIAのドリル中心位置がややずれてますね。

 

 

 

retr0brightで黄ばみ取り

X68000 初代に付属のキーボードです

ちょっと凄すぎるでしょう(笑) ここまで黄色くなるのも凄い!一方でガワは塗装のお陰かやや黄ばんでいるものの、ほぼ元の色を保っています。

さすがにこれじゃあんまりなので、週末を使って黄ばみ取りを行いました。例によって3%過酸化水素(近所のダイエーで売ってた漂白剤128円)とブラックライト使用です。

で、これが脱色後

ちょっと凄すぎるでしょう(笑)

ただ写真じゃ分かりづらいですが、脱色しすぎてキーの表面が元より白っぽくなっています。黄ばみが凄かったのでいつもより時間をかけて(48時間位) 念入りに脱色したんですが、あまり時間をかけすぎてもダメなのね・・・

 

keyboard漂白中

X68000キーボードのキーがかなり黄色く変化していたので、漂白剤(3%過酸化水素水)と紫外線ランプで漂白中です。適当なトレイにキートップを敷き詰めて、その上にキムワイプを1枚被せてそこに漂白剤を注いでいます。こうすると漂白剤は少なくて済むし、液中でキーがひっくり返ったりしないのでおススメです。

紫外線照射中。黄色く光っているキートップは紫外線を照射して数時間程度のもの、光っていないキートップは24時間以上紫外線を照射したものです。化学に詳しくないのでなぜこうなるのか説明出来ませんが、黄変した物質が紫外線に反応している、という事でしょうか。

 

elecrow

IMG

出荷準備が出来たよメールが完成写真付きで送られてきました。elecrowで最も送料が安いのはReigstered Mailですが、日本だとReigstered Mailを選択した場合はPaypal Packageというので送られてくるようです。通常7~25日かかるところが、Paypal Packageだと7~15日で届くとのこと。

 

PS/2 to USB 変換アダプタ 試作

週末を使ってPS/2からUSBへの変換器を作ってみました。

まあ、あえて自作しなくとも1000円以下の安い値段で普通に買えるものです。これまでの成果を寄せ集めて製作出来たのであまり手間はかかっていません。

img

いつもの通り、ブレッドボード上での試作です。後ろに見えてるキーボードにピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、IBMの5576-003です。はい、これを使いたくてわざわざ自作したようなものです。

キーボードマニアの間では割と有名なキーボードにIBMの5576シリーズ4兄弟と言うのがありまして、一番末っ子の「5576-A01」は普通のPS/2接続のAT106キーボードなのですが、長男(?)の「5576 keyboard1」から3男の「5576-003」まではインタフェースこそPS/2ですが、キースキャンコードがAT106キーボードとは僅かに異なっているというシロモノです。また、前述の写真でも分かるように左ALTがありません。

Windows2000までは専用のキーボードドライバが用意されていたんですがそれも今は無く、普通に繋ぐと「いくつかのキーが刻印どおりの入力にならない日本語106キーボード」となります。大半のキースキャンコードはAT106キーボードと同じなので全く使えないという訳ではありません。

本USB変換アダプタでは繋がっているキーボードを識別し、 「5576 keyboard1」「5576-002」「5576-003」のいずれかである場合にキースキャンコードの変換を行うようにしています。これ以外のキーボードが接続された場合はなんの変哲もないPS/2→USB変換アダプタとして動きます。多分。

なお自分用に2~3個欲しいのでプリント基板を起す予定。余りを配布するかどうかは未定。PS/2は相性問題がシビアそうで配布はちょっと怖い気も。。。

 

Arduino Leonardo pro micro

eBayで購入していた商品が中国から届きました。10/6注文で10/23到着です。

img

Leonardo pro microボード、なんと送料込みで1枚750円です。無論現在の円安レートで。正直安すぎます。品質が低いと言う感じもありません。ちなみに搭載されているATMEGA32U4を単体で購入すると、概ね600円~900円位します。何かおかしい・・・

以前の日記でStrawberry Linuxさんの「ダ・ビンチ32U」に触れましたが、あちらも同じATMEGA32U4を積んでいて、送料別で1300円です(ただしあちらはマイコンの全てのピンが利用可能になっている等、単純な比較は出来ません)。 用途によっては格安pro microはアリだと思います。

ボードには最初からLeonardoのbootloaderが書かれていますので、arduinoのGUIからサクッとプログラムを流し込めます。あるいは最近増えてきた気がする、AVR-GCCで開発してavrdudeで流し込むと言うのも手です。

なおボード上3.3V生成用のレギュレータが載っており、ソルダジャンパJ1で3.3V駆動か5V駆動を選択出来ます(ショートで5V駆動)。また、非常に惜しい事にPE2/~HWBはボード上でGNDに落とされています。IOピンは5本ほど引き出されていません。

とりあえず先日作った IBM 1394099 用のUSB変換アダプタをこれに置き換えてみましたが、全く問題なく動きました。

 

TSSOPハンダ付け

0.65mmピッチのSerial EEPROMをハンダ付け

この年齢で裸眼で0.8mmピッチより細い足のハンダ付けとかもう無理。一応見た目はそれっぽくハンダ付け出来たけど、もうやりたくない

img

FM TOWNSキーボードのUSB変換(続2

大型の台風接近で折角の祝日に外出もままならないので、FM TOWNS用USBキーボードアダプタのキーマップカスタマイズ対応を行いました。

実際手を動かしてコードを書くまでは「USB HIDプログラミングって何か難しそう」という印象だったのですが、ネットで公開されているサンプルを参考に試行錯誤するうちにあっさり対応出来ました。なんだ、HIDクラス使うのって結構簡単じゃん(笑

見た目がダサいですがWIndows側のアプリです(汗。さすがにキー1つずつ変換定義を入力するのは面倒と思いましたので、全キーの変換定義を記したファイルを一気に流し込めるようにしています。キー変換定義はPIC内蔵のEEPROM に記録しています。

今回、Windows側アプリはVB.NETで作成しました。こうした小物を作成するならVB.NET(や、今回は使ってないけどC#)は優秀だと感じました。VisualStudioのExpress版を無償で公開しているMicrosoftに感謝です。