富士通キーボード F6962KB2(その2

備忘録

先日ここに書いた富士通のキーボード、F6962KB2についてもうちょっとまじめに調べた結果をだらだらと記しておきます。

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コネクタ(ヒロセ HR12)のピンアサインは多分以下のとおりです

1 Rx DATA (本体からキーボードへ)
2 Tx DATA (キーボードから本体へ) オープンコレクタ出力
3 GND
4 未使用
5 GND
6 GND
7 Vcc (5V)
8 Vcc (5V)

Tx DATAはオープンコレクタ出力なので適当な抵抗でpull-upする必要があります。 7,8pinがVccという所だけFMR/FM TOWNS系と共通なおかげで助かりました・・・

信号は先日も記述しましたが4800bps、スタートピット1、ストップビット1、データ8bit、パリティODDのシリアル通信です。

キーを押すと3バイトのデータがキーボードから送られてきます。キーを離しても何も送られてきません。

キーを押しっぱなしにした場合、リピートデータが送られてくるキーと、押しっぱなしにしても何も送ってこないキーの2種類があります。リピートデータが送られてくる場合、リピート開始まで500ms、リピート周期は50msです。

押しっぱなしでリピートデータを送ってくるキーは概ねこんなデータです。

  • 最初の押下時: 0x11, 0x00, <スキャンコード>
  • 押しっぱなし: 0x11, 0x01, <スキャンコード>

リピートデータを返さないキー(SHIFTや実行といったキー)の場合は「最初の押下時」のパターンの3byteを送ってきます(2byte目が0x00)。

リピートデータを返すキーを2つ同時に押下した場合、リピートデータは後から押したキーのものしか発生しません。そして、同時押しの状態から片方のキーをリリースした場合

  • 後から押下したキーをリリースした場合、リリース後は何のデータも発生しません(先に押下していたキーが押しっぱなしだとしてもリピートデータは発生しない)
  • 先に押下したキーをリリースした場合は、後から押下したキーのリピートデータが引き続き発生する

となります。

 

これ、SHIFTキー同時押し(SHIFT+Aとか)って一体どうやって判定してるんでしょうね?もしかしたら2バイト目のどこかが装飾キー押下フラグにでもなってるのかと思いましたがそんな事はありませんでした(SHIFT+Aを押下すると単に「SHIFT押下」「A押下」「Aリピート」が順に送られてくるだけ)

それともOS側は「SHIFTキーコードが1回発生したらMake、もう1回発生したらBreak」っていうトグル処理になってるんでしょうか?実機がどうなっているのか興味ありますが残念ながらメインフレームには縁がありません(もしご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけますと幸いです)

 

ADBキーボードの変換器

週末を使ってADBキーボードの変換器を考えてみました。

最終的なゴールはADB-USB変換アダプタを作ることですが、とりあえず調査とか実験のためにADB-シリアル変換器を作ってみました。こんな感じです。後に写ってるキーボードは NeXT用です。

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8pinのPICが1つと抵抗2本、パスコン1個と言う非常にシンプルな構成です。これでADBの信号をシリアル出力に変換します。一応、シリアル出力は「2400bps、ストップビット1、パリティ無し」で、送信するデータは「最上位1bitがMake/Breakフラグで、下位7bitがスキャンコード」としています。つまり

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こういう事が出来ると言う訳で。X68にADBキーボードを繋いだ例はこれがX68史上初めてなんじゃないかと(笑

で、とりあえず シリアル to USB変換器 X68キーボードUSB変換器とカスケードに繋いで

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この状態でADBキーボードをUSB変換して使ってますが、今のところ快調に動いています。ここまで来れば、機能を1チップに集約するのも容易そうです。多分

 

追記
USB-ADB変換アダプタができました

 

春の荒川

TOPの画像を差し替えました。新荒川大橋の上から旧岩淵水門方向を撮影したものです。赤いのが旧岩淵水門で、青いのが岩淵水門です。旧岩淵水門の右手、奥のほうにスカイツリーも見えてます。

桜が咲くまで後ほんの少しと言う感じです

富士通キーボード F6962KB2

※画像多めです

富士通板バネメカニカルキーボード、F6962KB2です。どうやら富士通のメインフレーム、GS8300用のキーボードらしいです。検索しても情報が全く見つからず、たまたまヒットした某地方自治体の見積書の記述からGS8300用と判明しました。というか自治体ってメインフレームなんか使ってるんですね・・・UNIXサーバで十分な気がしますが・・・さすが富士通(?)

表から

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左側に2列の機能キー、上段に24個のファンクションキーと、典型的な端末用キーボードのレイアウト(?)です。おかげで筐体が大きい・・・

キーは上段の24個のファンクションキーのみ2色成型で、それ以外のキーは含浸印刷です。ファンクションキーには透明なキーキャップが付いています。

ケーブルは取り外し可能です。コネクタはFM TOWNSやFMRでおなじみのヒロセHR12です。

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富士通キーボード FACOM6130KD3

※画像多めです
※OASYSについてはネットで検索して得た程度の知識しか持ち合わせておりませんので大いに間違っている可能性があります。もし間違いがありましたらご指摘頂けますと幸いです。

 

富士通の板バネメカニカルキーボード、FACOM6130KD3です。1984年~1986年頃に発売されたOASYS100シリーズのオプション*1 として販売されていたようです。
*1 この頃の富士通(OASYS)はメインはあくまで親指シフトキーボードであり、オプションでJISキーボードもご用意できますよ、と言うスタンスです。

具体的には、1984年のOASYS100GSから、1986年のOASYS100GXあたりまでのオプションキーボードだったようです。OASYS100H(1986年)のカタログに記載されているJISキーボードはモデルチェンジして丸みを帯びた形状になっています。

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富士通のロゴは無く、OASYSロゴが輝いています。特徴的なのは「無変換」「変換」キーの位置です。果たしてこの位置が押下しやすいか否かは議論の余地がありそうです。なお、一見左に片寄っているように見えますが、ホームポジション基準でみれば中央の位置です。スペースキーが右に寄ってるんですね。

改行、後退キーの位置もかなり特徴的です。TABの位置やカーソルキー下の実行キーなんかは富士通キーボードらしいですが。

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BVE5用入力デバイスプラグイン

セガサターン用の電車でGO! コントローラをBVE trainsim ver5で使用するための入力デバイスプラグインを公開しました。ダウンロードはこちらからどうぞ

PS/PS2用の電車でGO! コントローラをBVE5で使用するための入力デバイスプラグイン 「TAITOコントローラプラグイン」 のサターン版対応改造品です。改造および改造版配布を許諾してくださったオリジナル版の作者 hk100氏に感謝致します。

 

艦これ 建造レシピ 300/30/600/400

空母レシピ 300/30/600/400 を49回実行した結果。(49回目で正規空母が出揃ったのでそこで終了)

正規空母 10 (加賀3 蒼龍3 飛龍1 翔鶴2 瑞鶴1)
水上機母艦 6
軽空母 15 (瑞鳳のみ出ず・・・)
軽重巡洋艦 15 (うち夕張3)
駆逐艦 3

正規空母率はなんと20.4% 。 艦これWikiだと500回試行で16.7%となっているのでそれなりに運が良かったのか?(赤城さん出なかったけど) ちなみに最後10回に至っては

瑞鶴/駆逐/鳳翔/飛鷹/蒼龍/蒼龍/軽巡/加賀/千歳/飛龍

と、実に正規空母率50%。(その分、集計を開始した最初のほうは20回試行して正規空母1回とかある訳ですが) とりあえず通常建造で出る正規空母、軽空母は全部揃いました。

電車でGO! 専用コントローラー

備忘録

セガサターン用電車でGO! 専用コントローラ

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中央の窪みの部分には折角なので手持ちの19セイコーを嵌めてみました。東京南鉄道管理局(東南鉄)の刻印あり。

見た目は特殊なコントローラですが、実は内部的には標準パッドと全く同じです。つまり13ボタンのデジタルパッド扱い。信号のフォーマットも標準パッドと同じページ切り替え方式です。

A/B/CボタンはそのままパッドのA/B/Cボタン。中央のSTARTとSELECTは実は内部では全く区別されておらず、どちらもパッドのSTARTボタンに該当します。

マスコンは3bit(3ボタン)を使用して

Zボタン Yボタン Xボタン
ON ON 0x6
1 ON ON 0x5
2 ON 0x4
3 ON ON 0x3
4 ON 0x2
5 ON 0x1

こんな感じ。ブレーキは4bit(4ボタン)を使用して

方向左 方向下 トリガR トリガL
解除 ON ON ON 0xE
1 ON ON ON 0xD
2 ON ON 0xC
3 ON ON ON 0xB
4 ON ON 0xA
5 ON ON 0x9
6 ON 0x8
7 ON ON ON 0x7
8 ON ON 0x6
緊急 0x0

こんな感じです(各表の右端列はボタンの状態を2進数表記とみなした時の値)。なお、ブレーキレバーの[8]と[緊急]の間は実際にはレバー位置によってボタンの状態が変化します(状態としては0x1~0x5の値も発生します)

サターンコントローラのUSB変換器経由でPCに接続し、サターンエミュレータ上で動かした電車でGO! EXでそのまま使用出来ました。

 

elecrowでDHL

PayPalと北京POSTが協業して 「PayPal Package」 なるサービスを開始した事で、日本向けのRegistred Airmail が少し早く届くようになったことは以前にも触れましたが(公式blogはここ)、昨年11月からDHLを利用した場合により早く日本に届くようになる 「深センDHL」 なる配送オプションが選べるようになっています(公式blogはここ

通常のDHL配送に比べて0.2USDほど高めに設定されていますが、eleclowの謳い文句では日本への配送が1~2日で完了するとの事。前述のblog内に記載された実例だと深センで17時にpickupされた後、翌12時には配達完了になってます。実に24時間以内に配送完了。毎回これなら確かに凄い。

で、試しに今回配送を深センDHLで指定した結果がこれ

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おお、確かに早い!

運悪く日曜日を挟んでしまったので2日かかってますが(DHLは日曜日は完全に業務が止まります)、日曜日を挟んでなければ深センでの集荷翌日の配達もありえたかも。中間配送業者のところで何日もロスすることも無くていいですね。

配送料がもっとも安いRegistred Airmail (4.6USD) との差額が12USDほど。2-3種類の基板をまとめて注文するなら積極的に使いたいサービスです。

なお出来上がった基板はこれ

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今のところ配布予定はありません