IBM の 3471/3472 というターミナルマシン専用のキーボードを購入しました。こんなやつです
でかい、でかすぎる
24個のファンクションキー、左端に5×2列のキー、カーソルキーが5キー構成というのはまさに日本IBMの5576 keyboard1を彷彿とさせるキー配置です。そういえば5576 keyboard1もAS/400用の端末に繋がってたりしました。まあ、どちらかが先行するモデルを模した結果、同じ配列になったんだと思いますが。
オークションで中古が開始価格50円で出品されていたので試しに2つ入札してみたら、そのまま50円で落札出来てしまいました・・・。送料安かったからいいんですけど。中古という事でしたが、綺麗な専用の箱&発泡スチロールに収まっていて、キーボード自体にも殆ど汚れが無く新古品か、限りなく使用頻度の低い中古という感じです。
こいつはかのModel Mキーボードと同じ、バックリングスプリング採用のキーボードです。真っ直ぐに立ったバネに対して上から加重をかけていくと、ある時点でバネがヘニャっと折れ曲がるという仕組みをキーに利用しています。日本IBMから出ていたキーボード、5576-A01もバックリングスプリングを用いていますがこいつやModelMとはキータッチが大いに異なります。ちなみにコイツは Made in UKです。
専用ターミナルとの通信自体はPS/2と同じ電気特性、プロトコルのようですが、いかんせんコネクタがRJ-45です。また、PS/2キーボードとしては珍しい、codeset3のキーコードを返すらしいです。そこで以下のような変換アダプタを用意しました。
キーボードコネクタは秋葉原の秋月電子で「LANコネクタDIP化キット」を購入、マイコンはストロベリーリナックスさんの「ダ・ヴィンチ32U」というATMEGA32U4マイコンボードです。とりあえず実験なのでブレッドボードで組みましたが、LANコネクタとマイコンボードを4本(5V, GND, CLK, DATA)繋ぐだけで変換アダプタとして動きました。
秋月のLANコネクタDIP化キットを使った場合の配線ですが、コネクタを背面から見て左端を1pin、右端を8pinと数えた場合に次のようになります
1,2pin 未使用
3pin 5V
4pin DATA
5pin CLK
6pin GND
7,8pin 未使用
正直、今となってはバックリングスプリングのキーボードはちょっとキータッチが重すぎますね。あと、タイプ音が大きいです。バネがカシャカシャ鳴る音が結構響きます。昔はメインキーボードとして5576-A01を使っていましたが、最近はずっとALPS軸のX68000キーボードばかり使っているので1394099のキーは私にはちょっと重い感じです。あと大きすぎ
今でも人気があり、オークション等ではそれなりの価格で取引されている Model M と同じキータッチのキーボードが超破格値で入手出来た事で満足です
ちなみにカーソルキーの上部にある機能キーの一つですが
一見、棒人間のような謎の記号キー。本来のターミナルにおいてどのような役割のキーだったのか、私、気になります。マルチステーションのキーボードと見比べる限り、コピー/連続コピーでしょうか?