本アダプタの通常配布は終了しました。
BOOTH に出品しています。こちらからお求めください。(BOOTHでの販売はUSB Type-C 版のみです)
X68000のキーボードをPCで使えるようにするためのアダプタです。PS/2への変換は多くの方が素晴らしいアダプタを公開されていますので、今回USBへの変換アダプタを作成してみました。
USB Type-C モデル
目次
概要
- X68000用キーボードをUSB接続に変換してPCで使用可能にします。
- 設定ツール(Windows用)を使ってユーザがキーマッピングを自由に変更出来ます。設定内容はアダプタに記録しますので、一度設定を行えばアダプタをどのPCで利用してもお好みのキーマップでキーボードを操作出来ます。ドライバ等をインストールする必要もありません。設定変更を行うPCとアダプタを運用するPCが異なっても構いません。
- 任意のキーを機能キー(いわゆるFnキー)に設定する事が可能です。機能キーと任意のキーの組み合わせで別のキーのキーコードを発生させる事が出来ます。
- Fnキーはワンショットモデファイアキーに設定することが出来ます。例えばXF2を「単独打鍵で無変換キー」「組み合わせ打鍵時はFnキーとして機能」といった設定が可能です。
- 前述のとおりキーマップは通常レイヤとFnレイヤの2レイヤ設定可能です。これを応用して「通常レイヤはWindowsに最適な配置」「Fnレイヤはエミュレータ特化配置」としてレイヤをトグルで切り替える、といった使い方も可能です1
- キーボードによるスリープ、電源オフが行えます(OSが対応している必要があります)。また、キーボードによるスリープ復帰が可能です。
- ボリュームUP/DOWN、ミュートといったメディアコントロールキーの設定が可能です
- 組み込みマクロによって「テンキー=」「テンキー , (カンマ)」といった特殊キーの割り当てが可能です
- 謎機能1実装。ぜひPCをスリープさせてご確認下さい。
- 謎機能2実装。テレワークのお供に。
本アダプタは以下のキーボードで動作確認を行っています
- X68000 初代付属のキーボード (ALPS SKCL Green)
- X68000 PRO付属のキーボード (Minebea switch)
- X68000 compact付属のキーボード (Minebea switch)
お断り
本アダプタは同人ハードです。それなりのテスト期間を設けて動作確認を行っていますが、あらゆる環境において必ず動作することを保証するものではありません。
いかなる場合においても、本アダプタを使用したことによって生じた逸失利益、特別な事情から生じた損害(損害発生について予見し、または予見し得た場合を含めて)、および第三者からの損害賠償請求に基づく損害について、使用方法を問わず当方は一切の責任を負いません。
動作確認は自作Windows機 (Windows7, Windows8.1, Windows10)、ノートパソコン(Windown11, Windows7, WindowsXP)、メーカー製PC(Windows10)、Androidタブレット(SHARP SH-08E)で行っています。
組立てには有鉛ハンダを使用しています
予告無く仕様、本ドキュメントの内容を変更する場合があります
使い方
アダプタにキーボードを繋いだ後、アダプタをUSBケーブルでPCに繋いでください。アダプタが通電している状態でキーボードを繋がないで下さい。
アダプタにキーボードを繋ぐ際は、キーボードコネクタをしっかり保持してケーブルを差し込んでください。コネクタ抜き差しが若干固めですので、コネクタにストレスがかかるような抜き差しは控えて下さい。
初期設定ではアダプタのLEDが約1秒周期で点滅します。加えて、キーボードのキーを操作するとそのタイミングでLEDが変化します (※ LED点滅パターンが初期設定の場合)
キー配置
X68000標準キーボード、およびPROキーボードの変換後キー配置です。キー手前に記載されているのが元の(X68000キーボードの)キーで、キートップ記載が変換後キーです(例:X68000キーボードの “XF3” キーはUSBアダプタ使用時は “変換” キーとなります)
NumLock LEDはコード入力キーのLEDで代用しています。
なおキー配置は後述するツールによって任意に変更可能です
Firmware 3.0 よりCompactキーボード向け配置は廃止しました。Compactキーボードで使用する場合はキーマップのカスタマイズ機能を使って下さい。
仕様制限事項
1. USBサスペンドについて
本アダプタはPCがスリープしてもキーボードに対して給電し続けます。ノートPCやタブレット等バッテリ消費が気になるデバイスでサスペンドを多用する場合はご注意下さい。
2. キー配置制限
テンキー=、テンキーカンマはWindowsOSの持つ機能を使って実現しています2。 よって他のOSでは使用出来ません。また、一種のマクロキーですのでエミュレータでは使用できません。なおこのマクロキーを使用する場合はNumLockがONである必要があります。
3. Windows10におけるスリープ解除について
Windows10で使用した場合にキーボードによるスリープ解除が正しく機能しないケースがあるようです。(スリープに入っても勝手にスリープが解除される、等)
このような場合はWIndowsのキーボードプロパティの電源管理タブにある「このデバイスでコンピュータのスタンバイ状態を解除出来るようにする」チェックボックスをオフにして下さい。
キーマップのカスタマイズについて
本項執筆中
取り急ぎ、PC-9801キーボード用USB変換アダプタの「キーマップのカスタマイズに付いて」の項を参考にして下さい。メンテナンスモードへの入り方もPC-9801用アダプタ同様、背面に磁石を近づけた状態でアダプタをPCに接続します。メンテナンスモードで立ち上がるとアダプタ上のLEDが高速で点滅します。
矢印の先にある黒い小さい部品が磁気スイッチです。磁石を近づけるとONになります。
フルキーボードのキーコードは以下のとおりです。
FAQ
Q1: USBキーボードをX68000に繋げられるようになりますか?
A1: 出来ません。
Q2:X68000エミュレータでの使用について
A2:現在公開されているX68000エミュレータのうち、XM6改 についてはエミュレータを適切に設定する事で全キーをエミュレータ内の仮想X68000マシンに認識させることが出来ます。ただしOSの制約上 [Caps Lock]、[半角/全角]、[ひらがな] キーは押した瞬間しかXM6に通知されません(押しっぱなしにしてもキーリピートは発生しません。また、キーを離した際の通知もありません)。この制約が気になる方は該当キーをF13~F24等に設定した上でエミュレータ側設定を変更してください。
テンキーカンマ、およびテンキー= (イコール) は初期設定ではマクロキーとなっていますので、この2キーをエミュレータ内で使用する場合もそれぞれF13~F24のいずれかに変更してください。
Q3: 配布予定について
A3: BOOTHで取り扱っています。送料込みで1個 3000円です。
ダウンロード
ファームウェアはアダプタリビジョン4以降専用です。大変申し訳ありませんがリビジョン1~3のアダプタについてはファームウェア更新の予定はありません。
ダウンロードパスワード、解凍パスワードとも共通で 「d●●●●●●●t」 です。(アダプタを購入された方へ個別にお知らせ致します)
ファームウェア更新履歴
3.0 |
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2.2 |
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2.0 (20160920) |
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初版 |
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