現在、キーボードUSB変換アダプタの次バージョン(version3.0) のリリースを準備中です。
変更点は次の通りです。(USB2PS2、USB2FMRについては途中のバージョンアップをリリースしていませんので、ver1→ver2における変更内容はこちらでご確認ください)
問題改善
- Intel mac機においてEFI/BIOS画面でキーボード入力が出来ないケースへ対応しました。
- OSX/macOSにおいて日本語固有キー (英数やかな、「ろ」キーなど) が入力出来ないケースへ対応しました
機能改善
- Fnキーをワンショットモデファイアキーとして定義出来るように対応しました。
(例えば、単独打鍵で「無変換」、他のキーと同時に打鍵した場合はFnキーとして機能、など) - ユーザ定義の簡易マクロ(8stepあるいは16step)が利用可能になりました。1
- Fnキーの機能とユーザ定義マクロ機能を同時に使用出来るモードを追加しました。
- LEDの点灯パターンを変更出来るようにしました。
- 拡張キーを含むすべてのキーについて設定が変更出来るモードを追加しました。
- LED付きキーボードのLED制御処理を追加しました。2
- PC-9801-114(いわゆるPTOSキーボード)に対応しました。
- PC-98用アダプタでもメディアコントロールキーとシステムコントロールキー(Sleep等)が利用出来るようにしました。(ただし98配列化した場合は利用できません)
- Apple Adjustable Keyboardの固有キー(micやVolume Up/Downなど) に対応しました。また、Adjustable Keyboard、および付属テンキーパッドを動作確認済みキーボードに加えました。テンキーパッドは例えばM0116と組み合わせて使う、と言った事も可能です。
その他
- ADB用アダプタのキー定義初期設定を変更し、一切小細工無しの素の配置にしました。
よってOSX/macOSであればキー設定を変更せずともそのまま使えるようになります。逆にWindowsで使用する場合は一部のキーについて定義を変更する必要があります。3
実験的機能
- CAPS/かなキーの「キー押し下げからBreakコード自動生成までの時間」を調整出来るようにしました。RDFキーボードでかなキーを強引にWinキーとして使いたい場合に調整して下さい。4
- ScrollLock LEDの状態にあわせてレイヤーを切り替える機能を追加しました。レイヤー0をWindows操作用、レイヤー1をエミュレータ特化とした場合にキーを消費することなくレイヤーをトグルで切り替え出来るようになります。5
現在こちらで評価テスト公開中です。ダウンロードパスワード、解凍パスワードはいつものとおりです。
- modeによって定義可能数は変わります [↩]
- Num Lock状態はかなLEDに割り当てています [↩]
- Scroll Lock, Print Screen, PauseはWindowsでは認識しないキーコードを発するのでWindows使用時は設定を変更して下さい [↩]
- デフォルトではキーを押し下げて100ms後にBreakコードが出力されますが他のキーを同時に押すにはちょっと短すぎます。250~400ms程度あればBreakコードが出力されるまでに他のキーを押せると思います。ただし副作用としてスタートメニュー表示がワンテンポ遅れる感じになります [↩]
- 無論その代償として、Scroll Lockキーは定義出来なくなります [↩]